my bookshelf

本の感想保管庫

「痴人の愛」の感想とナオミについて考えてみた

痴人の愛 (新潮文庫) まず諸注意としましては、個人的な感想文色が強いです(笑)。 そちらだけご了承お願いします。 「痴人の愛」谷崎潤一郎ファンの中でもこの作品に惚れ込んだ人は少なくないはずだと思います。 13も歳の離れた美少女を自分の理想の女に育て…

「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に」のあらすじと感想

今年読んだ本の中で一番出会いたくない「女性」に出会ってしまいました。 「この女まじで狂ってる」 頭の中に自分の感想が文字化されて鮮明に見えるくらい、登場する人物に圧倒された1冊です。 あらすじ 身の毛がまじでよだった狂った妄想癖 誰が公洋の人生…

「女って恐くて最高」と震えさせられる小説を5冊選んでみた

女性特有の「執着」や「ぶっ飛んだ腹黒さ」を繊細に描かれている5冊です。 pascalpascal.hatenablog.com これのパート2のようなものだと思ってください。 普通の物語やミステリーじゃ物足りないと感じている人は是非。 1)BUTTER 2)女であること 3)アル…

「未来」(湊かなえ)のあらすじと感想

気づけば『告白』から10年経っているんだなぁと時間の流れの速さを感じながら書店で手にしたのが湊かなえさんの『未来』 “イヤミスの女王”とも言われる湊かなえさんの特有の構成で話は作られています。 章ごとに変わる語りて視点、読み進めるごとに暴かれる…

中盤くらいから衝撃が止まらない小説、話題のカズオ・イシグロさん読んでみました

これも前のブログで書いてた記事をそのまま持ってきたやつですが、 ちょっと前に話題になったカズオ・イシグロさんの『わたしを離さないで』 お堅いイメージだったけどすぐ読み終わるくらいラフに読める わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 恥ずかしなが…

女性作家が描く「女の恐さ」がわかる小説たち

お題「読書感想文」 小説からビジネス書まで、趣味である読書に毎月1万かけてしまう私がこの半年で読み終わって震えが止まらなかった本を4冊ご紹介。 今回は「女性作家さん×女性の登場人物」にフォーカスしてみました。 1)最初に注意しておきます。最後の5…

本の世界にどっぷりと浸りたい人におすすめとりあえず5選

まず読書タイムが合間合間でしか取れないときには絶対に読まないでください。 数ページ読み始めると凄く引き込まれてしまう、そんな5冊です。 1)とにかく続きが気になってページを捲る手が止まらない1冊 イノセント・デイズ (新潮文庫) 作者: 早見和真 出…

いちおう自己紹介

ブログの背景みたいなもの 実は前もはてなブログを使ってましたが、アカウントをすっきりさせて完全に読書レポートにシフトしようと思ってやり直しました。ので、基本的に本のことばっかり書いていこうかと思います。 気が向いてたまに違うこと書いてるかも…